離婚と子どもの教育
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f265980b661848c1de5056deb4fbaa8b7b7a147
国は教育に金を注ぐべき
まずはじめに、国は教育にもっともっと金をかけるべきだと考えていることを強調しておきたい。
もっと重視すべきとか、支援の輪を広げるとか、そんな生ぬるいものではなく、単純に金をかけるべきだ。
例えば、支援の代表例となる児童手当なんて、わざわざ個々人から毎年紙の証明書を提出させ、公務員に確認作業をさせながら、月に一万円そこらの端金を支払っている。
このような、現実的に必要とされている支援を無視した施策では、どんなに支援を拡大したとしても、求める側からすれば不足していると感じるだろう。
離婚は生活を苦しくする
記事中のシングルマザーに焦点を絞ると、社会的な課題の前に、この方が選択した環境について疑問が残る。
一般的に、育児は父親と母親がいて就労と育児のバランスを取りながらようやく乗り越えられるものであり、ひとり親の生活は苦しいのが当たり前だ。
確かに、DVによって逃げるように離婚する場合も少なくないが、この方の場合は身体的な危険があった訳でもなさそうだし、本人が選択した結果のようだ。
なぜ苦しい方を「選択」したのか
離婚の原因は、元夫の異性関係とのこと。
そのため、記事からの情報だけに基づいて判断するなら、悪いのは当然父親側である。
異性関係が原因となれば、即離婚したい気持ちになるのも、感情的には理解できる。
しかし、子供も小学生に差し掛かるところであれば、離婚した後の金銭的な暮らしぶりは、当然想像できたはずだ。
その上で、この方は離婚を選択された。
記事中の「普通の暮らし」を、自ら放棄されたことを自覚すべきだ。
まず解決すべきこと
コメントにもあるとおり、まずは元夫からの支援を再確認すべきだ。
記事では、支援が途絶えているとあっさり記述されているが、この件の問題の本質はここだろう。
公的機関に就労支援や給付金を求める前に、まず元夫からの支援がなぜ途絶えているのかを明らかにする必要がある。
こうした目的のために、行政として、弁護士や裁判に要する費用が発生するような場合にあっては、負担する制度があった方がよい。
子どもに見る将来的な不安
この方は、金銭的には頑張っていて、子どもに不安を抱かせるようなことはなさそうだ。
しかし、親が家にいない家庭は精神的な発達が不十分であることが少なくない。
記事によると、午後9時頃まで仕事で外出していることもあるとのことで、さすがに夕方〜夜の育児はどなたかが代行してもらえているものと信じたいが、愛情を十分に感じ取れているかは、やはり不安が残る。
この子は、少なくとも大学進学を希望しているようなので、貧困が連鎖する可能性は低いし、まだまだ油断はできないがこの点ではお母さんの必死の育児は成功したと言えるだろう。
公的支援の方向性
親を助けるというよりも、子どもを助けてほしい。
ひとり親だからとか、収入が低いからとかでなく、以下の3点を確保するためにお金をかけてほしい。
- 栄養が満足に取れている
- 安心して過ごせる場所がある
- 相談できる大人がいる