体型分類と今後の衣料品の販売形態

このマネキンたち 実は同じ身長・体重・カップ数です「似合うもの」に挑むイメコンの魅力(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース

遂に可視化された

これが、体型分類の答えだと思う。

世の中には、自分の身体を具現化する方法として、体重や身長を基にした簡易的な方法から体脂肪率や血液検査などにより算出できる方法まで様々なものがある。

これらはいずれも、数値として可視化されているとも言えるけど、現実的には他者が受ける印象と一致しないことが多かった。

記事のマネキンは、たった3種類しかないが、多くの人が、これまでの体型の表現を明らかに超越した納得感のある分類になっていると感じるのではないだろうか。

 

自分にぴったりの服とは

現代の風潮としては、従来のマネキンのような、一般の社会にはほとんどいない体型は、現実的でないばかりか理想的ですらないとする考え方もだいぶ広まっている。

特に、若い女性であっても、ただ痩せていれば良いという一昔前の価値観から脱却して、健康的な体型や、自分らしい体型が受け入れられるようになった。

一方で、洋服が陳列されているアパレルショップのマネキンは、まだまだ従来の理想である異常に細い体型のものが使用されているようで、その商品が自分の体型に合うものか説明されていないと言える。

 

アパレルショップに求められること

元記事の中では、量販される洋服の形こそWave系が増えてきたと記述がある。

しかし、その商品を消費者はアピールする肝心なマネキンが従来のままでは、消費者としては果たしてその服が自分の体型に沿うか分からないままの試着や購入となり、購入に至らない場合は店員も含めて徒労に終わる。

そこで、今後は、この3種類のマネキンだけでもよいので、各体型の人が着た時のモデルとして用意してあると、自分の体型に合った服であるかが試着前に判別できそうだ。

この場合、既存の売り場だけでは、商品量が一定であるとするならば、まったく十分ではなくなる。

 

やっぱり今後はネットによる販売が進む

世の中のほとんどの商品はネットで購入できるようになったとはいえ、服や靴といった個人によって少しずつニーズの異なる商品は、まだまだ実際の店舗で購入したい、あるいは実際の店舗で試着した後にネットで購入したいという声も少なくない。

ZOZOスーツのように、各人の体型を自宅で計測できた上で最適な商品を提示する仕組みもあったが、広く利用されたとは言い難い。

実際の商品を試着し自分の体型に合うか確認できるメリットがあるので、実店舗まだ生き残っていると見ている。

しかし、実店舗において、様々な体型のマネキンに着せて陳列する必要があるとされれば、必ず店舗面積が課題となる。

そのため、今後は、1つの商品を色んな体型のマネキンに着させて見せることが重要になるという視点から、ネット販売がより加速し、実店舗のメリットが更に低下すると予想する。